思い出をたどりに
めずらしくこの時期に2人でお出掛けしてきました。
母のリクエストで石川県の山代へ。
もう何十年ものずっと昔、自分たちの意思とは関係なく
この地区で半年ほど暮らすことを余儀なくされた時期があったそうで、
うっすらと、でも断片的にはっきりと残っている記憶をたどる旅でした。
絵に描いたように新緑が美しい加賀地方。
1日目は、気温30℃近くの夏日になりました。
CAN BUSという周遊バスに乗って早速目的の山代温泉地区へ。
以前はこのあたりも電車が通っていたそうですが、今はもうなくなっています。
現在建設中の“総湯”と呼ばれる公共浴場。
その近くに小学校があったようですが、それも現在は移転されたそう。
当然ながら、母の知っている風景とはずいぶん変わっていましたが、
それでも 「あんなで、こんなんやった」といろいろ話していました。
宿泊は山中温泉。
宿に到着後、休憩する間もなく散策へ。
山中温泉といえば、「こおろぎ橋」。
昔は丸太を一本渡しただけの危ない橋。
行き道=行路(こうろ) + 危ない=危(き) で 「こうろき」。
それがなまって「こうろぎ」になった説もあるそうです。
釘を使っていないこの橋は22年に1度、かけ替えをしているそうで
来年がその年だそうですよ。
何だか、伊勢神宮の御木曳を思い出しました。
このこおろぎ橋が掛っている大聖寺川のほとりは遊歩道になっていて
この季節、川床も開催されています。
ゆったりと、せせらぎを楽しむのが醍醐味なんですが・・・
夕食の時間が迫っていましたので、ひたすら旅館目指しました。
この「こおろぎ橋」も母の中ではとても大きな橋だったようですが。
ここでもいろいろと思い出していたようでした。
続きはまた明日。
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